繊細ボーイ② 国の宝

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繊細ボーイ 息子のお話①

これは超繊細な息子の物語。一年生に晴れてなったばかり…そんな息子と母の思考錯誤の日々を思いのままにブログとして記録に残していこうと思います。

 

門までハイタッチ

 

教頭先生のアドバイスの元、本当に門前に立ってくれている校長先生、教頭先生にハイタッチして帰る、というところからスタートしだした私たち。

ランドセルを持っていくと、私に置いていかれる!!と思っている息子(実際それで二回置いて行った)。

持たないのなら行っても大丈夫!と思ったようで、手ぶらで登校しだした。

 

翌日もその翌日も門までハイタッチ。

2回目の時に教頭先生と中庭で話す時間が5分ほどできた。

ハイタッチしてそのまま、中庭の校内探索してみようか〜という先生のお言葉の元…

 

飼育小屋を嬉しそうにみている息子の後ろでお話させてもらえた。

 

 

その時に言ってくれた言葉が私にとって忘れられない言葉となった。

 

「こういう個性を持つ子達の一番しんどい時期というのがこの義務教育と呼ばれる期間なんです。その期間が本当にしんどいと思います。でもね、こういう子達こそ…国の宝となっていくんですよ。お母さん、よくここまで子育て頑張ってこられましたね…!その個性を潰すことなく、こんなに素敵な子に育っていますよ…!!!」

 

涙が出た。

 

涙が出た自分にも驚いた。

 

 

あぁ、自分も知らず知らずのうちに結構、一杯一杯になっていたんやなって…

そう言葉をかけて欲しかったんやな。

 

一気に肩の力が抜けた。

 

まさか、国の宝だなんて言ってもらえるなんて思ってもいなかった。私、ちゃんとこの子の個性壊さず子育てしてこれたんや…って。

 

この子がこうなってしまったのは、自分の育て方がどこかで間違えてしまったからだって…たとえそうじゃなかったとしても、どうしてもそういう思考回路になっている自分がいた。

 

それがすごくしんどかった。

 

自分のせいじゃない、そう言ってもらいたかった。

 

この子がいきたくないという選択をしたのは、この子の個性からくるものなんだって。

 

 

ハイタッチから始まってそれからの日々

 

ハイタッチしてそこから校内に入り、いろんな階を順番に回っていく日々がスタートした。

4年生の姉がいる教室にも覗きに行ったり…

そして登校してから8時20分までは校庭で遊べる時間だから、門へ入ってから一目散に校庭にいく毎日になった。

 

学校へ行ったら、姉もいる。姉の友達もたくさんいる。

姉の友達とは普段から放課後、公園で遊ぶことが多く彼にとって気心知れた存在となっていた。

それがありがたかった。

 

すごく頼もしい存在だ。

 

校庭で遊ぶことからスタート。

 

それでもいいか…!!!!!

 

 

 

 

こうしなきゃいけない

 

私の性格上、こうしなくちゃいけない!ねばならない思考が強めだった。

そして、子供心配するあまりなんでも先回りしがちだ。

 

こうした方がいいんじゃない?と、ついついおせっかいおばさんが出てきてしまう。

 

でもこれは子供が考えて行動することの可能性を潰してしまっているな…というのにもだんだん気づいてきていた。

わかってるのに、やってしまう私の性格。あーーーヤダヤダ…!!!!!

 

子供たちの事を信じている?信じてあげていたら、大丈夫だって見守ってあげられるんだろうな…

でも心配性な私はついついおせっかいをしてしまうのだ。

 

でも、これも私のなかなか変えたくっても変えられない性格の一部なんだ。

 

それもしっかり認めてあげよう、うんそうしよう。笑

 

 

 

しゃーない。時間かけて変えていこう、うん。

 

 

 

「ねばならない」という感情は早く捨てたい。

 

あまり必要性を感じないから。

 

学校へ何が何でも朝から登校させねばならない。

これがしんどかったから。

 

ねばならない事なんて何一つないのに。それを息子が体をはって私に教えてくれようとしている。

そうとしか思わないよーーーーーー!

 

私に必要だからやってきたこの経験。息子にとっても必要な時間。

 

時間をかけて学校ってどんな場所?と確認していく大事な時間。

 

 




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